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話力を経営に生かす |
私は、関連会社の社長を最後に、昨年退任しました。
40歳のときに話力との出会いがありました。それによって自分が一番変わった点は、生き方を変えたということです。何事も前向きに生きようと思いました。
私の経営した会社の仕事は清掃業です。従業員は300人で、そのほとんどの人が女性パートでした。
私が日ごろから従業員に話をしていたことは、「パートの皆さまが一番偉いのです。三角形にたとえると逆三角形になり、社長が一番下なのです。社長は、皆さまが毎日楽しく働けるようにすることが仕事です」と、いうことでした。
会社は他の会社、例えば銀行、保険会社、百貨店等に従業員を派遣していましたので、一人一人が会社を代表して仕事をしているんだという、自覚を持ってもらうことが大切でした。私は毎日職場を巡回し、まず名前を覚え、従業員一人一人に声をかけたり、相手の話に耳を傾けてよく聴くようにしていました。
相手を尊重し、認める努力をしましたので、それぞれが十分に力を出して働いてくれました。その結果、会社の業績も向上しました。
私は特別な努力をしたわけではありません。話力の3つの基本要素である 心格力(人間性)、内容力、対応力を会社経営に生かしただけですが、その結果はたいへん大きいものでした。
(2006/10/13)
話力講師 岸田良平
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