技術力の基礎は話力

IT企業の管理職だった頃、毎年多くの新人が職場に配属されていた。多くの新人が自己紹介で、

「私は理工系だから話がうまくないので...」
「人付き合いが苦手なので技術者として働こうと思った...」

などと言っていた。  

彼らはいつか技術者として、人とのかかわりや話すこと・聴くことの大切さに気づくことになるのだろう。  

どんなにすばらしい技術を身につけても、それを相手にわからせることができなければ意味がない。顧客の要望の背景にある意図や真意を聴けなければ、どんなに技術を磨いても役に立たない。  

顧客や職場の人たちと信頼関係、協力関係、人間関係を築けなければ、自分の技術が生きない。  

自分の考えや気持ちを相手に十分わからせることができるか?
相手の真意を正確に受けとめることができるか?
好意的な人間関係を築けるか?  

みな、自身の話す力、聴く力が問われるのだ。技術力の基礎は話力(話す力、聴く力)自分の持っている技術を生かし、さらに磨きをかけるためにも、自身の話力を高めよう。

(2006/10/30)

技術士(情報工学部門)
防災士
話力総合研究所 主任講師 秋田義一

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